施工管理に向いてる人・向いていない人──現場4年目が語るリアルな適性とは

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はじめに

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施工管理という仕事に向いてる人・向いていない人って、実際どうなんだろう?
僕自身、現場で4年やってきて、向き・不向きって単純に分けられるものじゃないなと思う。だけど、現場で感じたことや、周りの人たちの動きから、ある程度の傾向は見えてきた。今回は、施工管理という仕事に向いてる人・向いていない人について、リアルな体験を交えて書いてみたい。


向いてる人の特徴

臨機応変に動ける人

現場では「予定通り」が通用しないことが多い。
例えば、朝から雨が降っていて外構工事ができないとか、資材が届くはずの時間に来ないとか、職人さんが急に来られなくなったとか。そんなときに「どうしよう…」と固まるのではなく、「じゃあ今日は内装を先に進めよう」「他の作業に切り替えよう」と柔軟に動ける人は強い。
臨機応変さは、現場を止めないための大事なスキル。

人とのやり取りが苦じゃない人

施工管理は“人との仕事”だ。
職人さん、業者さん、施主、設計者、近隣住民まで、関わる人がとにかく多い。
しかも、ただ話すだけじゃなく、調整・交渉・説明・お願い…といった“伝える力”が求められる。
人と話すのが苦じゃない人、むしろ楽しめる人は、現場の空気をうまく回せる。

細かいところに気づける人

安全・品質・工程、全部に目を配る必要がある。
例えば、足場の手すりが外れていたり、配管の位置が図面と違っていたり、養生が甘くて傷がつきそうだったり。
そういう「ちょっとした違和感」に気づける人は、事故や手戻りを防げる。
細かいところに気づける=現場の守り人。

達成感をモチベーションにできる人

建物が完成したときの達成感は、何にも代えがたい。
「この現場、自分が管理して完成させたんだ」と思える瞬間は、苦労が全部報われる。
その達成感をモチベーションにできる人は、施工管理の醍醐味を味わえる。


向いていない人の特徴

一人で黙々と作業したい人

施工管理は、常に誰かと連携して動く仕事。
「自分のペースで黙々とやりたい」というタイプには、正直しんどいかもしれない。
現場は毎日変化するし、誰かと話して調整することが多い。
孤独とは無縁の仕事。

計画通りじゃないと不安になる人

現場は予測不能なことの連続。
「こうなるはずだったのに…」が日常茶飯事。
そのたびに不安になっていたら、メンタルが持たない。
計画通りに進まないことを前提に、どうリカバリーするかを考えられる人じゃないと、苦しくなる。

体力・気力に自信がない人

夏の猛暑、冬の寒さ、長時間の立ちっぱなし。
現場は体力勝負な部分もある。
さらに、突発対応やトラブル処理で精神的にも消耗する。
「今日はもう無理…」と思う日もある。
だからこそ、体力・気力にある程度の自信がないと、続けるのは難しい。

やっぱり職人さんのお手伝いを多少なりとも手伝ったりしてあげたほうが職人さんとの会話も生まれて名前を覚えてもらえるようになるから、体力がない人にはかんりハードだと思う。

責任を背負うのが苦手な人

施工管理は“管理職”。
何かあったときに責任を問われる立場。
「自分の判断で現場が動く」というプレッシャーもある。
責任を背負うのが苦手な人には、重く感じるかもしれない。

やはり人を動かす以上発言には責任を持たないといけない。                           そのための根回しまで確実にこなしてこその施工管理ということ。

作業を依頼しても間違えた指示をして間違えた作業をしてしまったらそれを直すための人工もかかるということを念頭に、確実な指示だしをしないと現場が赤字になりかねない。


僕自身の体験談

正直、最初は「向いてないかも」と思ってた。
人前で話すのは得意じゃなかったし、突発対応も苦手だった。
現場で職人さんにうまく伝えられず、作業が止まってしまったこともある。
そのときは本当に落ち込んだ。

でも、ある現場で職人さんとの信頼関係ができて、「カメまるさんが言うならやるよ」と言われたとき、初めて「この仕事、向いてるかも」と思えた。
それからは、コミュニケーションの取り方を工夫したり、工程調整の精度を上げたり、自分なりに改善を重ねてきた。
今では、突発対応も「どう乗り越えるか」を楽しめるようになったし、職人さんとのやり取りも“チームで動いてる感覚”があって心地いい。

正直毎日イレギュラーはあるけどイレギュラーの解決方法は限られてるし大抵”コミュニケーション”で解決できるので2年もやればある程度の対応はできるようになると思う。

向いてるかどうかって、最初から決まってるわけじゃない。
やってみて、失敗して、改善して、少しずつ“向いてる自分”になっていくんだと思う。


締めのメッセージ

向いてる・向いてないは、やってみないと分からない。
でも、施工管理には「現場でしか得られない成長」がある。
自分の判断で現場が動き、建物が完成する。
その責任と達成感は、他の仕事では味わえないものだと思う。

この記事が、施工管理を目指す人や悩んでいる人のヒントになれば嬉しいです。
もし「自分は向いてないかも…」と思っている人がいたら、僕のように“向いてる自分”に変わっていける可能性があることを、ぜひ知ってほしい。

施工管理について気になることがあればコメントいただければ回答していきたいと思います!

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