はじめに|なぜ消防設備士(甲種1類)を目指したのか?

施工管理として現場経験を積む中で、消防設備の専門職にキャリアチェンジしたいという思いが強くなってきました。
実際に求人を調べると、消防設備関連の職種では「消防設備士の資格」が採用条件になっているケースが多く、
転職のために甲種1類の取得を決意しました。
「現場経験+資格」で、次のステージへ進むための“切符”を手に入れる──そんな気持ちでした。
勉強法|どうやって合格までたどり着いたか?
使用した教材
- 成美堂出版の消防設備士問題集
解答の図解が豊富で基礎理解に役立ち、初学者でも取り組みやすい構成。 - 青木マーケの過去問テスト
実際の試験形式に近く、反復練習で“試験慣れ”ができた。

この2冊を軸にひたすら試験演習を繰り返すことで、効率的に知識を定着させられた。
勉強時間の確保
- 平日:帰宅後1時間ほど
- 休日:午前中に2時間集中
- 合計:60〜80時間ほど(試験約2か月前から勉強を始め)
実際に役立った学習法
- 現場で見た設備とリンクさせることで、記憶が定着 (機会があればポンプ室で実際の消火ポンプ周りの配管を目に焼き付ける)
- 図面や構造を“自分で描いてみる”ことで理解が深まる (簡単な系統図が書けるくらいに覚えると尚良)
- 暗記よりも「なぜそうなるか?」を意識して学習
📝 試験当日|手応えと感想
- 試験会場は受験者が多く、空気はややピリッと
- 時間配分は余裕あり。見直しもできた
- 実技問題は“現場経験がある人ほど有利”と感じた
合格通知が届いた瞬間は、「転職への道が開けた」という実感がありました。
合格後の変化|現場やキャリアへの影響
- 設備の意味や点検の重要性が“肌感覚”でわかるように
- 消防設備業界への転職可能性が広がった実感あり
- 現場でスプリンクラー配管を見ると何のための配管かわかるようになった
「資格を取ったことで、現場での“説得力”が増した」
まとめ|消防設備士は“キャリアチェンジ”の切符になる
施工管理職にとって、消防設備士は単なる資格ではなく、転職やキャリアアップのための必須条件になることもあります。
筆者自身も、甲種1類の合格を通じて「現場の見え方」が変わり、キャリアの選択肢が広がりました。
「消防設備士は、現場経験がある人ほど武器になる」──これは本当に実感しています。


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